ご利用者の皆さんに
快適な暮らしを届けたい。
30年先を見据えた
ハイブリッド介護施設を。

プロジェクト #005
府中市白糸台【京王線飛田給駅】
たちばなの園白糸台の
太陽光発電・自家消費ソリューション

エネルギーの自家生産・自家消費で
ハイブリッドな介護施設を。

「たちばなの園白糸台」様は、東京都府中市の特別養護老人ホームです。要介護度3以上の方や認知症などで常時介護を必要とする高齢者の方々に安心できる生活と、ご自宅での生活を支援するショートステイサービスの提供はもちろん、在宅介護を行う方に向けたケアプランの作成などの事業を行い、地域の介護を支えています。同園の大きな特徴は、ご利用者の幸せを考え、いくつもの新たな環境整備に注力していること。新型コロナウイルスなどの感染症の対策として、空調の室内機に除菌ユニットやオゾン発生器を整備し、また独自に新型コロナウイルスの抗原検査キットを導入するなどの先進的な取組みをしています。開園20年を超えたことを機として、実施された施設の大規模改修もそのうちのひとつ。 エコロミの自家消費ソリューションの活用によって、災害時や停電時においてもエネルギーの自家生産・供給を行えるハイブリッド施設を造り上げてきました。

太陽光発電の価値を高めると共に、
長期間安定した電力を
提供することを実現する
エコロミの自家消費ソリューション。

エコロミではお客様の太陽光発電による自家消費システム導入によるコンサルティング、施設の環境やお客様のご要望に対して、太陽光発電と蓄電池をベストに組み合わせる設計、構築を行います。
太陽光発電で創り出したエネルギーは、エコロミで開発したEcoloSave(エコロセーブ)により、無駄なく経済的に活用することを実現します。施設全体のエネルギーを見える化し、 消費をリアルタイムで予測、消費パターンに合わせて蓄電池の放電蓄電を最適化することで、エネルギーの効率化を実現します。
さらにエコロミは太陽光発電、蓄電池だけでは不足する創蓄電に対して、LPガス発電機を加え、長期間安定した電力を提供する自家消費ソリューションを設計、構築します。実際にエコロミでは太陽光発電、蓄電池、LPガス発電機を組み合わせたサステナブル・エネジーソリューションを開発し、太陽光と蓄電池による災害対策の問題を克服し、持続可能かつ自立的なエネルギー利用を実現した災害レジリエンスの強化により、安全・安心を実現する最適なソリューションを提供します。

何があっても、
ライフラインを止めない。

本プロジェクトの命題は、「大きな災害時やこれらによる停電時においても、ご利用者が快適に過ごせる環境を実現する」ことでした。屋上に設置したソーラーパネルはおよそ200枚。さらには、5台もの大型の蓄電池を設置することで、電力消費の大きい真夏でも約30%の自己供給が可能となりました。また、非常時における施設内の電気の供給先を徹底的に吟味することで、長期にわたる停電が発生した際も、省電力の冷水の放射熱による特殊な空調を各階の食堂に整備し、全館の照明やナースコールや睡眠センサーである眠りSCANなどの介護機器への電力供給を賄えるように。何があっても、ライフラインを止めないLCP (Life Continuity Planning)を実現しています。

すべてはご利用者のために。
いつも笑顔で幸せな時間を
過ごせるハイブリッド施設を。

社会福祉法人茶屋の園
特別養護老人ホーム たちばなの園白糸台
施設長

漆原 尚幸 様
地球環境にやさしい。電気料金を大幅に削減できる。太陽光発電・自家消費ソリューションにはさまざまなメリットがありますが、私たちがエコロミさんの太陽光発電・自家消費ソリューションを導入した目的は、そうした「目先の利益」だけではありませんでした。「何があっても、ご利用者に快適な時間を過ごしていただきたい」その想いがすべてでした。だからこそ、施設の大規模改修とこれを活用した各種設備整備にあたっても、技術的な問題や予算の制限などはあったものの、決して妥協することなく、難題を乗り越えるために考え得るアイデアを駆使して、満足いくようすべてを実現したつもりです。
全窓ガラスに高断熱性と遮音性に優れた複層強化ガラスを採用したことも、省エネ性能の高い感染対策や空調設備、脱臭や細菌・ウイルスの不活化を目指したオゾン発生器、乾燥する冬季の館内であっても湿度50%以上を達成できる加湿設備を導入したことも、すべてはご利用者が安心して幸せな時間を過ごせるよう追求した結果です。外壁補修で利用した足場を他の工事に使い回すなんてこともしたくらいです(笑)。
言うまでもなく、電力はインフラの中でも最も人の暮らしには欠かせないものです。ましてや、ここは多くの高齢者の方が暮らす場所。電気が止まることが、命に関わる事態にもなりかねません。だからこそ、電力会社からの電力の供給がストップした時も、いかに施設の機能を保っていくかは重要なテーマでした。実用的なプランを適切な価格で、迅速に対応してくれたエコロミの存在は非常に有り難かったですし、様々なトラブルが発生した時も、一緒になって考え、行動してくれた営業担当者には心から感謝しています。
今回の改修は、30年先を見据えたものでした。何が起きても、快適な空間を担保する。そのために、様々な設備や考え方を組み合わせたハイブリッド施設を担う発電や空調に関する機器なども、あらかじめ部品が故障することを想定し、長期にわたり運転を可能にするよう工夫を凝らしています。
ただし、これらを実現するためにこのように可能な限りの対策を講じても、本当に大事なのはこれからです。ここで働くすべての職員や企業の方々が一丸となり、これら取組みのすべてにおいて人への思いやりを忘れず、ご利用者が快適で、安心して幸せに過ごせる時間につなげていきたいですね。

たちばなの園×エコロミ 対談(ラジオフチューズ)

ご利用者や環境への配慮と経済性の
両立を巡る熱いトークセッション

  • 社会福祉法人茶屋の園
    特別養護老人ホーム たちばなの園白糸台
    施設長

    漆原 尚幸

  • 株式会社エコロミ
    代表取締役

    小峯 充史